日本みつばちと暮らしています
ミツバチの飛び交う庭になったらいいな。
庭ではちみつが採れたら、どんな味かな?
そんなあまい期待をして蜂の巣箱を作り、庭で待つこと2年。自然には巣箱に入らなかったけれど、先に養蜂をしていた知人が分蜂(蜂の群れの巣別れ)の時に声を掛けてくれて、捕まえたひと群れをくれました!
その後庭の巣箱で蜂は順調に増え、春に分蜂する群れを捕獲し新たな群れを庭で飼うことで、一時は4郡にもなりました。
うちの庭から蜜を求めて飛び立つ姿や、体にたっぷり花の蜜を蓄え、脚に花粉の球をくっつけて帰ってくるのを見ていると、かわいいなぁと思います。その上、採れた蜂蜜が美味しかった。色々な花の蜜が集められているのでしょう。なかなか味わい深い。採蜜の季節や年によって味が違うのも楽しみです。
ちょっとまじめに
日本みつばちについて
ニホンミツバチは、日本古来から生息している野生の蜂。
八ヶ岳の森にも木の洞(うろ)などに巣を作っているようですが、年々数が減ってきていると言われています。花の受粉に一役かっているミツバチたちの働きによって、森が、ひいては地球の自然が保たれていることを思うと、ミツバチたちが増えて元気に活動してくれることを願わずにはいられません。
うちでは営巣に適した重箱式巣箱を設置し、分蜂した群れに巣箱に入ってもらっています。
環境が気に入らなければ群れで逃亡してしまうことも、よくあるようです。
年に1~2回垂れ蜜方式で蜂蜜を採取しています。西洋ミツバチと比べ5~10分の1しか採れないのもニホンミツバチの蜂蜜が希少蜜と呼ばれる所以です。
重箱式巣箱では、はちみつのたっぷりと詰まった部分だけを取り出せるので、不必要にミツバチの巣を壊すことなく、ミツバチに必要な分の蜜は十分に残す事ができます。
蜂1匹が一生をかけて集められる蜜の量はティースプーンに一杯ほどだそうです。蜂たちからおすそ分けをもらう気持ちで採蜜しています。
西洋ミツバチは一種類の花の蜜を大量に集めるので「レンゲ蜜」や「アカシア蜜」など「単花蜜」と呼ばれる一種類の花の蜜だけのハチミツになるのに対し、ニホンミツバチは年間を通して様々な花の蜜を集めるので「百花蜜」と呼ばれます。
はちみつは体にいい
抗菌殺菌作用、整腸作用があり、のどの痛み、胃炎、虫歯、等々によいといわれています。
加熱せず、酵素が生きている状態で食べるのがおすすめです。
「それで・・・蜂蜜は売っているの?」という声をいただいているので、少しですが販売することにいたしました。



