
ダンコウバイの花
山の春をいち早く教えてくれる檀香梅(ダンコウバイ)。
細い枝から春の光が吹き出しているよう。
早春の木立を見るとき、いつも探すようになりました。
今日は鶯の声が響く、コナラや赤松の林の中。
4月3日

南アルプス連峰
大きくて青くてその懐は深く、透きとおった空に頂は白く輝いている。
ひんやりとした春の風を頬に当てながら、峰々を仰ぎ見る。
4月7日
蜂がいた頃の話
庭に巣箱を置いて、森の達人に分けてもらった二ホンミツバチの群れに住んでもらっていました。
ですが毎日蜂の様子を気にかけていた暮らしは数年間で終わりました。
なぜ蜂はいなくなったのか。西洋ミツバチの群れに巣箱が襲われたこともありましたし、
羽が曲がっている個体を見たこともありました。
そもそも二ホンミツバチは飼うものではなかったかと思ったりもしました。
巣箱のなかでは素晴らしいことが起きていて、蜜ろうで作られた六角形の巣の見事なことも、
卵を守り幼虫を育て花の蜜を採りに行くことすべて蜂の成長に応じて役割分担がされていることも、驚きでした。
蒸し暑くなった巣箱の中に涼風を送ろうと、出入り口の隙間で小さな羽を震わせる係までいました。
そうしていただいた美味しすぎる蜂蜜。
贅沢なことで…感謝しかありません。







タンポポコーヒー
一度やってみたかったことのひとつ、家の前のたんぽぽの根っこを掘り出して、
たんぽぽコーヒーを作る。花の咲く前に15株掘りました。
葉だけでは、ニホンタンポポかセイヨウタンポポか分らなかったのですが、
総ほう(がくのように見える部分)が、反り返っているのがセイヨウタンポポ、
反り返らないのがニホンタンポポだという見分け方をたよりに花が咲いてから見てみると、
この辺りは混在して生えているようです。

根を洗って、細かく切って、半月ほど干すとカリカリに。
この段階で、かさは半分になった感じ。
フライパンで炒ると、香ばしいような苦いような
独特の香りが部屋中に満ちてきます。
少し冷まし、ミキサーで粉砕。
両手に乗るくらいあった根っこが一掴みの粉になると、
貴重な漢方薬に思えます。

コーヒーを飲むようにフィルターでドリップすると・・・
今回は浅煎りだったかもしれません、
色が明るめでした。
しかし、これこれこの味、この苦味。飲んだ後胃が落ち着く感じ。
この一杯を飲むところまでたどり着けて、よかった。
何かに効きそうです。
5月8日

芽吹きと桜が咲くのとが一斉にやってくる山の春です。
鶯やツグミがさえずるのが聞こえる。そよぐ風がかすかに甘いです。
5月11日

ツリバナの花の咲く頃
雨上がりのツリバナの花。撫でたらシャララと鳴りそう。
5月18日

Butter cup
日陰の多い庭にも、キンポウゲ(ウマノアシガタ)がいくつも咲いて、
陽を浴びられる時間帯には花びらをいっぱいに開いている。
花びらの内側は溶かしバターを塗ったように、つやつや。
・・・
イギリスで暮らす妹も、丘に咲くキンポウゲ(英ではbutter cup)
を見かけ、フットパスの散策中写真を送ってくれました。



コッツウォルズ(英)の森ではワイルドガーリックも満開。
森一帯、ニンニクの香!だそうです。
葉はニラみたいな味だとか。


5月23日

ヤマフジ
何も植えられていない畑の向こう側、雑木林に山藤が咲いている。
誰か気づいているかな、誰も見ていないのかな。
巻きついた大木と一体になって、風に大きくゆれている。
うす曇りの午後の、静かなショー。
5月27日

キビタキ
ひときわ甲高い歌声が響きました。
新緑の梢を見上げて声の主を探すと、思いがけず鮮やかな姿が。
5月28日


Wanted
初めて会ったのは、
上高地の森の中。
次は八ヶ岳でした。
あなたはどこで会いましたか?
マムシグサ
6月16日

実る頃
桑の実は黒くなったら採ろうね。
ジューンベリーは赤紫になったらね。
ミヤマウグイスカグラの実は真っ赤に透きとおったら。
山椒の青い実は、粒がもう少し大きくなったら。
・・・
ついこの間までそんな風に子どもに話していたら、昨日はもうみんな採り頃でした。
熟した実はそのままアイスクリームにどっさりのせてたべよう。
山椒の実は佃煮にしよう。
6月17日

ヘビいちご
玄関先のヘビいちご。訪ねてくれる人にたいてい
「食べられないんだったよねぇ」と言われながら、じわじわ増えています。
6月22日

梅雨の頃
しばらく放っていた庭でつくる、葉っぱがほとんどのブーケ
大粒の雨と一緒に落ちてきたカラマツの青い松ぼっくり
朝4時半起きの清流の釣り。岩魚3匹アマゴ1匹
6月27日

